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2017年 09月 06日
舞台『プレイヤー』 森ノ宮ピロティホールにて
9月3日(日)マチネ観劇。 ロビーに金鳥とSKYSEAと個人からのお花。パンフには珍しく金鳥の広告が載っていなかった。 パンフ1500円。藤原さんグッズは充電器だけ。 カテコは4回。藤原さんは3回目に手を振って上手へ、トオルさんは4回目に手を振って下手へ。 疲れるだろと思える芝居なのに、みなさんニコニコしていて楽しそうだった。 ここからネタバレします。 これまで観た長塚さん演出の舞台の中で一番好き! 骨太でストレートに胸の内に入り込んでくる。 藤原さんのファンとしては、芝居全体を見渡して神経を集中しなくてはいけない内容なので、藤原さんばかり見ていられないのが少々辛い部分もあったけれど、最後にもっていってくれましたから、大満足。 ネタバレは極力見ないように気をつけていた。地方の劇場で新作「PLAYER」が上演されることになり様々なキャリアの俳優たちが集められて稽古をしている様子と、彼らが演じる劇中劇が入り混じって話が進んでゆくというあらすじだけを読んで観劇。 ラジオブースのシーンから始まる、と、これも稽古。そうきたか。両側の暗闇に座っていた藤原さんたちがぞろぞろと現れる。ああワクワクするぅ。 たくさんのパイプ椅子がピカピカ光って眩しい。 その稽古場へ市長が訪れることで俳優たちの経歴や立ち位置がざっとわかるんですよね、うまく作られてるわ。 20年間市民劇団で演じてきた地味な俳優・トキエダサトル、劇中劇では時枝と呼ばれる仲村トオルさん。 まだ売れていない俳優・サクライミチヒコ、劇中劇では桜井と呼ばれる藤原竜也さん。んーややこしい。 劇中劇では、遺体で見つかった天野真という女性の言葉を、女性を知っている者たちが記憶をたどる瞬間に無意識で喋ってしまう。死んだ人間が生きている人の体を借りて意識として存在する(好きな分野です笑)、肉体に縛られず意識として存在する。そのために天野は自殺し、自ら決めていた人をプレイヤーとして選んで魂を伝えてゆく(オカルト集団みたい、ありそうで恐い)魂には限界があるから何人か選んだ後は次の人へとプレイヤーが代わってゆくことで世界に広まる。という説をとく時枝。最初から何か暗く秘めた仕草表情で、それが劇中劇だけではないところが思わせぶりで怪しい。 天野に惚れていた警察官の桜井(藤原さん)は、天野が通っていた瞑想ヨガの指導者時枝に近づき疑いながらも感化されてゆく。 桜井の同僚の警察官有馬(高橋努さん)はそんな桜井を危なっかしく感じて引きとめようとし、逆に桜井たちにプレイヤーとして体感させられてしまい混乱する。迫力の演技。 安井さん演じる演出助手だけは最後まで冷静だったが、劇中劇で犬の声を演じることになる。犬の声?どういうこと?と思った次のシーン。天野が飼っていた犬(名前がシュレディンガー。ここでクスッと笑ってしまった)が着ぐるみになって登場、その声だった。出て来た瞬間は笑えたけれど、中に何が入っているのかわからないのにやけに主張してくる存在にじわじわ恐さが溢れる。舞台『ツインズ』でも最後に魚人みたいな双子が出て来て終わったけれど、可愛い着ぐるみでも不快さや不気味さは同程度。しかも中から出て来たのが権力を象徴する太った市長。芝居の流れの中で劇中劇の着ぐるみなのか、たまたまイベントで来ていて通りがかった着ぐるみなのか、曖昧になってるところがおもしろい。 峯村リエさん演じるプロデューサーが、かつて恋人(たぶん)だった脚本家が志半ばで死んでしまったことに負い目を感じていて、俳優たちが演じることで本を完成させたいと願ってこの劇場の最初のプログラムに選んだという設定。 パンフを読まずに観たので、苗字と名前が最初ややこしくて(だからここに書いている登場人物の名前もパンフを見ながらです) 劇中劇では苗字を、稽古をしたり休憩している時には下の名前で呼んでいたけれど、劇中劇のはずの「輪になって瞑想している」恋人マチコを有馬が下の名で呼んでるから、ややこしい。 藤原さんが珍しくセリフを甘噛みしたのでドキッとさせられました。前川さんが観に来てるのにぃ(観劇前ロビーで前川知大さんとすれ違いました。ものすごい存在感のある頭部) 入り子構造で複雑難解な芝居だと聞いていたので身構えていたのだけれど、なんだかスムーズに話の流れに乗ってしまって、怖さを感じつつもすんなりと受け入れていた。 劇中劇での演技とそうじゃない時の演技の使い分けなど、役者にとってものすごく難しそうなのに、全員うまい!(こんなことを言っては失礼ですけど、『ツインズ』では一人下手な人がいて、その人がセリフを言うたびに現実に戻されてしまって集中できなかったので)。14人の俳優の中で存じ上げていたのは7人だけでしたが、皆さんうまくて見惚れました。 冷静だった演出家がいつの間にか憑依しているその表情が怖い。それに比べてプロデューサーは最初から最後まで自分の目論見通りにことが運ぶのを冷静に見て、最後不気味な笑いを浮かべて終わる、これがまた怖い。峯村リエさんのどっしりとした存在が見事にはまっていた。 藤原さんが演じる桜井はグループの中に溶け込みながら、とても自然な楽屋での立ち居振る舞いを見せてくれて、これって本当の楽屋風景かと思わせてくれる。 仲村トオルさん、声が良すぎる。途中ライトを持って催眠術をかけるシーンでは思わずライトを見ちゃいけないと目をそらした。 藤原さんは、いつもの爆発音のような声、いちいち胸に突き刺さって、そのつど喜ぶ私。ちょっと声がかすれていたけれど、久々の舞台上の藤原さんの声、素敵だ。 仲間に溶け込みそのまま終わるのかと思っていたら、やはり最後にやってくれました。 一人、舞台奥にいて達観したような穏やかな表情を浮かべて皆の様子を見ている。 完全に瞑想できなかった桜井が死なずに残った。 時枝を拒否しバットで殴り殺してしまった有馬を見て、桜井がやったことにして有馬に記者会見を開くように言う。会見で時枝が乗り移り演説するように。それをネットで流したらアッと言うまに世界に広がり、プレイヤーが増えて集団自殺が頻発して人口が減り環境問題が解決する。ということになるのかな。 死んだ脚本家が乗り移ったのか。プロデューサーが櫻井を見つめる目つきが死んだ恋人を見るように輝いていた。 役者たちが劇中劇で死んだだけなのか、本当に死んだのか、曖昧なまま終わる。 ライティングも絶妙でした。現実と虚構の色分け。スポットライトで死の世界を表現。 「あぁ、そう、この台本、ネットにあげてね」 後ろを向いてのセリフで表情は見えないけれど、この時だけ掠れていない甘い声で強くきっぱりと言い切るその言い方は藤原さんの本領発揮。ファン心が満たされる。 その言葉に、プロデューサーが満面の笑みで頷いて真っ暗になって終わる。プレイヤーが世界中に広まると想像すると、ゾッとする。 プロデューサーは死んだ恋人の脚本家から意思を継いだプレイヤーで、そのあとを桜井が引き継いでくれたことを確認できて喜んでいたともいえるのか。 変ですよね、怖いのに嬉しい。ゾッとする内容なのに、観劇後ワクワクニヤニヤしながら帰ってゆくなんて。 破滅へと突っ走っているような今の世界情勢の中、肉体から離れた意識が存在し究極的には一つになる。映画「2001年宇宙の旅」を思い出す。劇中で言われていた「人類のアップデート」をするって考え、ありそうで恐い。私はネットの世界がそもそも怖い。言葉が意図しない方へ広がってゆき、全く違った意思を持って存在してしまう。 話が逸れますが、学生の頃マーヴィン・ミンスキーというコンピューターの父と呼ばれる人のインタビューを見たことがありました。<何百の部品からでき入れ替わっている人間が常に同じものとは言えない。自己というものは単一のものではなくプロセスだと。持続性やアイデンティティは短期的にはともかく、長期的には無意味だと。(脳が全てと唱えて人工知能を研究している人だから言えることだけれど)文化とは個人を超えて生きること。言葉とは物事を伝達するための道具ではなく、アイデアをコピーすること。脳から脳へ考えを伝えるための一員、それが個人なんだと。生きること死ぬことが自然のサイクルであるという考え方を受け入れるべきではない。> なんだか時枝、というか最後の桜井みたいになってきた。どんどん思い出してきて、妄想が広がります。 ああもう1度、2度3度、観たい、そう思わせる芝居。群像に自然に溶け込みながら徐々に前へ出てきて最後にはさらってゆく藤原さん、こんな芝居もいいなぁ。 次は来年1月の『アテネのタイモン』までお預けか。もう待ち遠しい。
by shintoku0
| 2017-09-06 12:31
| 藤原竜也 舞台メモ
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Comments(16)
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あいち
at 2017-09-06 23:55
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こんばんは
あいちです 同じ日に観劇していたようです 遅れて着席される方が2組ほどいらして今日は多いな〜と思ってました 近くの人が途中で何かを食べ始めてガサガサとビニールの音が!えー?映画じゃないんですけど と思いましたが そうしなければならない理由があるかも…と思い込むしかなく(T_T) こんなに気が散ってる私がいちばん問題かもです 当日、珍しく竜也君噛んでましたね テンポのせいでしょうか いつもは機関銃のようなセリフの量だけど 今回は少し違いましたよね モバイルバッテリー売ってたなんて気付きませんでした パンフレットだけ買いました 俳優さんの顔をすぐ忘れちゃうあんぽんたんなので。 003の母さまのレポを読んで あー、そうだ〜 ! なんて 思い出したりして。 もうDVD並に記憶されてて 自分のアホさを感じます_| ̄|○ きっと私の脳内レコーダーは壊れてるのでしょう 難しいから雰囲気だけでも楽しんで と言ってた竜也君の言葉を鵜呑みにして ボーっと観てました 現実と劇中劇の区別だけに注意してたんですが… 観劇後「トオルちゃん好きになっちゃったわ〜〜」と言ってる方が背後にいらっしゃいましたよ
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shintoku0 at 2017-09-07 19:12
あいちさん こんばんは♪
同じ日に観劇されてたんですね!コメント頂けて嬉しいです♪ 色々話したいのに今回に限って母が観劇できなかったので、うずうずしていました。 観劇後に芝居の話をしながら帰ってゆかれる方々が羨ましかったです。 モバブは二色ありましたが、もっと小さいのを買ったばかりなのでスルー。 体調が悪くて上演中持っていたお茶を飲んだら楽になりそうでしたが我慢しました。 飲んでる人はいましたけどね(笑) 登場人物が各々セリフがない場面でも細かい演技をしておられて、これを映像化するとしたらどこを映せばいいのか難しい芝居だなって思いました。 微妙な表情で各々の心の移り変わりがわかるように細やかな演出をされていたんですね。 スタッフもキャストも本当にスゴイ! 何度でも観たくなる芝居でした。 エイミーの歌声が頭から離れません。
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shintoku0 at 2017-09-14 18:50
こんばんは〜♪003の母です♪
コメントがないので自分で書いちゃいましょ(笑) 最初に流れた曲がエイミー・ワインハウスのBack To Blackだったと思うんですが(違ってたら大恥。汗)数年前、彼女が亡くなった時にたまたま追悼番組を見ていました。グラミー賞での華やかな姿から一転してヨレヨレのインタビュー姿、そしてパパラッチから転げるように逃げ込む姿と、才能がある人なのに何て哀れなんだろうって心が痛んだ記憶があります。 この曲、芝居にぴったりすぎて、脚本に書かれていたのか長塚さんの選曲なのか、知りたい。(ついでに、最後の藤原さんのセリフ、正確なのをご存知の方、教えて欲しい〜!!切に) 先日9日に、兵庫の『アテネのタイモン』劇場会員先行予約があったのですが、予約できず10日になんとか一席確保しました。あんな席から見えるのかなぁと不安になるような席ですが、見えない席は売りませんよね(苦笑)これでちょっと落ち着けます。
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ryo
at 2017-09-15 11:38
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母さま、コメントできてなくてごめんなさい!
この舞台については、もう、お話したいこととかたくさんあって、頭の中でず~っと、文章をまとめようとしていたのですが、なかなかまとまらず、書かせていただくのも時間がかかりそうで、、、m(__)m とりあえず、、ですが、ラストのセリフは確か、「あ、そうそう、この台本、ネットに挙げておいてくださいね」だったと思います(あ、ネットにのせて、だったかもですが、ウエブではなかったです)。ここに至るまでのラストの何分かが、もう、凄かったですよね!!後半、時枝と対立するのは有馬だったのか、と思わせておいて(実は私、ここらあたりで、主役は努さんだったのか、て思ったんですよ)、後ろのブースで一人桜井が残るところから、「あ~~、ぜったい、このあと、なんかある!」とぞくぞくしてきて、ブースが前のパイプ椅子を押しながら前に進んで来たときには、その前の時枝”殺害”のシーンより暴力的な気がして、そこから静かに桜井が語るセリフに「うわ~」と思って、制作助手から携帯を受け取って電話すると、有馬が逃げ出し後ろの空いていたドアが、バーン!と大きな音で閉まって、「あ、終わり」と一瞬思った後に、一泊して桜井が振り向いて「神山さん、どうかな」(でよかったでしたっけ?)と言ったときには、私も神山さん同様「えっ」となって、ラストでまた「うわ~~」と。。。なんだか、改めて書いていて、ちょっとバカみたいな反応ですよね(苦笑)。でもって、やっぱり、このラストだから藤原さんなんだ!!なんて納得して。 難解、と言われましたけど、なんて言うか、もっとわけのわからない、ここがどこで、いまがいつで、誰が誰でどうなっているのか分からないお芝居は、例えば長塚さん作でもいくらもあったので(私自身は、そういうお芝居は決して嫌いではないので・笑)、むしろ、最後にある種のカタルシスのある、いろいろな意味でとても面白い舞台でした! 母さまはワインハウス、ご存じだったんですね。私、聞いたことがなくて、あとで、ネットの情報で彼女の音楽だったと知りました。選曲、素晴らしく合ってますよね!
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ryo
at 2017-09-15 15:23
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すみません、上記、一泊→一拍、です(恥)。
少し時間があるので、続きを。 名前のことですが、劇中劇に出てくる役名は苗字、演じている俳優は下の名前、と一応使い分けて、今の場面が劇中劇なのかその外なのかを区別しているようではありましたけれど、「時枝悟」は少し違いましたよね。一番最初のラジオブースの場面から彼は「時枝悟」で、しかも、彼が主催する瞑想セミナーは「サトリオルグ」と、下の名前(本来なら、劇中劇の外、俳優の名前の方)が使われていた。仲村さんは一貫して怪しいと言うか(笑)、そういう雰囲気を持って演じられていて、お話が進むほど迫力が増していって素晴らしかったです(以前、前川さんの「奇ッ怪」で初めて仲村さんの舞台を拝見して、失礼ながらこんなにいい俳優さんだったんだと思いました)。 もう一つ、この舞台には始まった時から死んでいる人が二人いて、一人は劇中劇の中の天野真、もう一人はこの劇(「プレイヤー」ですよね)の作者。この作者には名前がない(私、神山さんと彼は恋人同士なのではなく、神山さんは恋愛感情を持っている/持っていたけれど、彼の方はそこまででもなかったのかな、と感じました)。つまりこの作者は、「天野真」、ということでいいんでしょうか。 俳優は、劇作家のプレイヤーである訳ですが、演出家は俳優よりも前に作家のプレイヤーであって、東さん役の真飛さんが、ラストで「続けろ!」というあの迫力が凄かった。。。 安井順平さん、母さま的にはいかがでしたか(笑)?
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shintoku0 at 2017-09-15 18:25
ryoさま ありがとうございます!!
さすがです!! やったあ〜!! ryoさまなら覚えておられると思っていました♪ 最後のセリフ、その時は頭の中で一度繰り返していたんですよ。なのに、帰ってから一旦寝てから書こうとしたら正確に思い出せなくて。自分の記憶力の悪さがもう悔しくて悔しくて。悶々としていました。早速訂正しておきました♪ (聞いたはずの言葉を自分がいつも使っている言葉に置き換えて覚えてしまうものなのかなと、記憶の危うさを痛感していました) ryoさまはきっと熟考しておられるんだろうなとわかっていたのに、急かしてしまって申し訳なかったです。でもコメントいただけて本当に嬉しいです。 最後のたたみかけるようなゾクゾクするシーン、秀逸でした。パイプ椅子がブースになぎ倒されてゆくところでは、ちょっと津波も連想して、静かな恐怖心で一杯になって、私も心の中でうわ〜うわ〜ってなってましたよ。きたーぁ!って。 歌は、よかった正解でしたか(笑)彼女が亡くなった時はレディガガとか有名なアーティストたちがコメントを出していて、若いのにもったいないなぁって思っていましたが、思いもかけず藤原さんの舞台で聴けるなんて(酒焼けしたような声がちょっと藤原さんに似てるなぁって当時聴いていたんですよ。笑)
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shintoku0 at 2017-09-15 18:35
ryoさま
そうなんです!(嬉しくなってきました♪) プロデューサー神山の相棒だった「PLAYER」の作者の名前が全く出てこなくて、天野真が女性っていうところで先入観を持ってしまいがちなんですが、作者が書いた台本に出てくる天野が作者自身を表しているなら話が繋がるんですよね!実際に作者が女性であっても筋が通るし。 劇中劇で天野真が乗り移った演技をしているうちに、本当に役者たちに死んだ作者が乗り移って最後に台本が出来上がる。 神山と時枝が常に離れて立っていたのも気になりましたし。何か見落としているのかな、、。ああ、もう一回観たい(笑)考え出すとどんどん混乱してくる芝居ですが、観てる時には、最後に全てが納得できるように(藤原さんのファンだから余計にそう思えるのかもしれませんが)ストレートに伝わってきて、結果がカオスに導くものであっても快感を覚えるように見せてしまう力があって。藤原さんには新世界の神を連想しましたよ(爆) トオルさんは以前観た「ドライブインカリフォルニア」では失礼ながら良いとは思えなくて「エッグ」でも一辺倒な感じに見えて。でも今回は役柄にぴったりハマっておられた(偉そうな言い方ですが汗)。サトリオルグのセミナーって劇中劇だけのものなのか、時枝が経営してるという老人ホームでの瞑想ヨガに役者たちが参加していたのか。時枝が持っていたノートを盗み読んだ神崎と桜井の険しい表情から、あれは彼や役者たちが死ぬという結末が書かれた台本なんだろうかと想像したり。怪しさ満載でしたよね。 安井さんは常にクールで、それが怖いんですよね。初めて舞台を拝見しましたけど、いい役者さんですよねぇ。 みなさん当て書きだったせいもあるのか、稽古場での苦労なんて微塵も感じられずすんなりと役になりきっておられて、見応えがありました。
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ryo
at 2017-09-15 22:33
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母さま、ご丁寧にありがとうございます。
熟考、なんてとんでもないですが、ぐるぐる考えることができるお芝居は大好きです!それと、実はちょっと無理して(笑)2回観ることができたので、だから覚えていたり(それでもあやふや、、、ごめんなさい。年齢を感じます、、、)、思いつくことが増えたり、があったのが本当なんです。 時枝のノートなんですけど、俳優さんたちが持ってる台本って、表紙が青っぽくて簡単に折り曲げられる感じじゃなかったですか?(これがちょっと見にくくて曖昧ですが、、、)でも、時枝のノートは、表紙が茶色っぽくて堅い感じで、これって彼が「写経みたいに」書き写した台本、なんですよね?(それであってます?)1幕の途中で恵ちゃんが広げてみたのも、最後のブースで桜井が手に取って読んでいたのも、それだったんですよね。そして、このノートには本当の「結末」と言うか、東さんが途中で「予言」と言い「運命」と言った(このシーンから、役を演じていたはずの俳優たちが、東さんの解釈に説得されるように、より、役に浸食された、と思いました)変えようのないラストが書かれていた。 あの台本に出てくる天野は作者自身を表している。ですよね~!(同じご意見、私も嬉しいです♪)ただ私は、作者は男性で、どちらかと言うと地味で社会に認められにくい自分自身を、才色兼備で言ったことは何でも実現できてしまうようなカリスマ的魅力を持った女性へと変換して、演劇に仕立てたのかなぁ、と思いました。 安井さん、いい役者さんですよね!あの口調と台詞回しだから、あのシュレディンガー(の猫ならぬ犬)が、いっそう怖かったです。演出助手の小松崎はたいていいつも台本を広げていて(広げた真ん中を、上から下まで指できゅきゅっとこするのが癖でした)、それが劇中劇とその外との境界を少なくとも示していたと思うのですが、ラスト近く、有馬が時枝を”殺した”時(ブースが近づいてくる前)に、その台本を閉じたんですよね。小松崎は、最後まで誰のプレイヤーでもなかった、のでしょうか。
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shintoku0 at 2017-09-16 14:41
ryoさま ありがとうございます♪
2回観劇されたんですね♪でもすごい記憶力と集中力、尊敬します(私は学生の頃に比べると随分衰えています、情けないくらいに) 時枝の硬い表紙のノート、紺色っぽく見える瞬間がありましたが照明の加減でしょうね。役者さんたちの姿を追うのに必死でしたから他の方の台本のことはあまりよく見てなくて。 時枝が「(セリフは)書いて覚えるんだ!」って吐き捨てるところからもう怪しかった。他の役者たちが持っていた未完の台本と違い時枝の手書きの台本には、役者たちに作者が書いた通りに演じさせて徐々に現実に洗脳してゆき最後は悲惨な状況になって、自分が死んで後を桜井に託すというところまで書かれていたのかな。 こうやって書いてみるといい意味でとても単純な物語に思えるんですよね。でもどこが境界線なのか、観てるものも劇中劇を演じている役者もわからなくなってくるように作られていて、本当にクラクラしてくる。 さすがryoさま!!作者は女性というより冴えない男性という方がドラマティックですよね!自分を美女に見立てた台本を書き、最後にその魂が乗り移った体が美形の藤原さんって、人を選んでますよねプレイヤー(笑) 小松崎が台本を閉じた瞬間や、東が「続けろ!」って言ったところは、ryoさまに聞くまでは記憶からこぼれ落ちていました。拝読した途端、安井さんの冷めた表情が目に浮かびましたし、真飛さんの声が頭の中で響きましたよ!嬉しい〜♪こうやって助けてもらって思い出して、2度3度楽しめるなんて幸せです、ブログやっててよかったぁって思える瞬間です。
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shintoku0 at 2017-09-18 08:44
大楽から一週間経って、ネットに「プレイヤー」の台本が公開されました。昨日は台風で出かけるのをキャンセルしたため、朝早くから読むことができました。
この一週間の猶予のおかげで、ryoさまと色々推測し想像して楽しむことができたわけです。楽しかった。観劇が終わってからもこんなに楽しめる芝居ってあまりない。 私が観た舞台では少し違う部分もありました。大河原が時枝の言葉を繰り返して「書くんだよ」ってからかうセリフ、2幕始めの落語、最後の神山の嬉しそうな笑顔も台本にはなく、最初の曲やラジオブースでの曲も指定されていない。細かい部分は稽古で作り上げてゆかれたのかな。 藤原さんの最後のセリフが気になって気になって仕方なかった。ryoさまに教えていただいて本当に嬉しかった。 これからは、自分の観た生の芝居を、台本に侵食されずに、観劇の記憶を辿ってもう一度組み立てて、記憶の箱に大切にしまっておきたいと思っています。
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ryo
at 2017-09-19 22:33
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母さま、上の「世界遺産」のナレーターが変わられるという衝撃(ネットのニュースで知りました。突然のことで驚きました・涙)の記事にもコメントさせていただこうかと思ったのですが、「寂しい、、、」としか言いようがないので、こちらにまた寄らせていただきました。
連休はちょっと用事があって読めませんでしたので、今日やっと、ネットに挙げられた台本、読みました。ラストのセリフ、ごめんなさい!私、文末とか間違ってましたよね~m(__)m。やはりその場でメモくらいしておかないと、正確には覚えられないです(涙)。 でも、母さまのおっしゃったように、この台本にはないシーン(あの、2幕冒頭のゆかりちゃんの落語、結構長いですよね。長井さんの趣味が落語らしいので、それに当てて長塚さんが演出されたのでしょうが、ここの意味、どう考えるべきなんでしょう?)もホントにいろいろあって、舞台を思い出しながら、台本→演出→俳優の演技、の面白さ、文字通り、台本が立ち上がって立体化し、俳優によって肉体化される、そのゾクゾク感を改めて感じています。 コクーンでは、wowowのカメラが入っていたらしいですね。
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shintoku0 at 2017-09-20 18:35
ryoさま こんばんは♪
ラストのセリフのことはもう(汗)コメントいただいた時に嬉しくて本当に感謝しています。 台本を一回読んだだけなのですが、台本でさえも生の舞台とは違っていましたし、各人が観た芝居がそれぞれ正解なのかなと思い始めていたところです。 落語の内容とか、美味しいお店の名前とか、日によって違ってたって聞きました。俳優さんたちも楽しんでおられたんですよね(笑)お店の名前を言った時は笑いが起きてましたし、リピートしておられる人が違いに気づいたんでしょうね。私が聴いた落語は、お土産を持っていっても主人がいるかどうか確かめてから渡すんだよ、って話でした。どこかで聞いたことがある話ですが、タイトルが思い出せません(まあいいかな。笑) おっしゃる通り、あの落語のシーンって結構長くてどんな意味があるのかよくわかりませんでしたが、最初小さい声で話し始めて観客の注意を引いて舞台に集中させたかったのかなと、その時は思いましたが、どうでしょうね。濃いお顔に落語ってミスマッチでなかなかシュールでしたが。 台本→演出→俳優の演技で肉体化されたのち、→観客が仕上げて夫々違うものを持って帰るのかな♪ 映像化はまたwowowですかぁ、見られない〜(苦笑)
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ryo
at 2017-09-21 00:46
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ホントに何度もすみませんm(__)m
あの落語は「加賀の千代」だったと思います。2回聞いた限りでは、違うネタではなく同じネタの部分と言うか続きと言うか、を語っておいででした。 あ、なるほど、休憩の後2幕最初に観客の注意を引いて舞台に集中させる。確かに、皆さん、え、なにこれ??みたいにじ~っと聞き入っていましたものね。 おいしいラーメン店は、少なくとも悟さんが言ったのは2度とも「たのきゅう」でしたが(何だか印象に残る名前でした)、その前に賢一郎さんが言ったのが何だったのか、違ってたかどうかも覚えていません。 藤原さんは「劇中劇の序盤の桜井刑事」と「それを演じるちょっと軽めの俳優道彦」と「瞑想セミナーで”洗脳”されて行く桜井」と「作者のプレーヤーになった桜井道彦」を見事に演じておられて、群像劇の中で、前でせりふを言われてなくても後ろや横で他の方と何やらごちゃごちゃされてる様子(笑)を目で追いかけるのも楽しかったです♪ あ~、そうですね!!観客が仕上げてそれぞれ違うものを持って帰る。さすが母さま!それが生の「舞台」ですよね♪
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あんこ
at 2017-09-21 16:38
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こんにちは~♪
私も~こちらに失礼します!(笑) ほんとに世界遺産↑のこと。落胆してます!! ご無沙汰してすみません、、、藤原さんの情報にも疎くなってます(汗) ryoさんとのキャッチボールを嬉しく拝見して、コメントせずに居れなくて、ちょこっとおじゃまします♪ 観客とステージでつくり上げる空気に浸りたい~♡そんな気分にして頂けました♪ありがとうございます!! 落語と聞いて、彩團治姉さんを思い浮かべましたが(笑)どう消化されたのか?ご覧になってないようなので?残念ですが、、、 003の母さんのお母様が、今回、ご覧にならなかったと目にして、驚いてます。お身体の調子がお悪いのでは? はっきりしないお天気で、季節の変わり目、くれぐれもご自愛ください!!
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shintoku0 at 2017-09-21 18:48
ryoさま こんばんは♪
コメントくださって嬉しいです♪♪ 「加賀の千代」ですか、同じネタの続きを語っていたんですね! 彩團治さんがいらっしゃったらお聞きしたかったネタです(笑)今度動画サイトで見てみます〜♪ 落語の後の安井さんと長井さんのコント風のやりとりが結構長くて一体どうしたいんだろうって見てたら、オチがなかった(爆) 藤原さんが、赤城みたいな刑事とひがみっぽい俳優と洗脳される危ない人とプレイヤーになった男、プラス、後ろや横でごちゃごちゃしてる人(爆)を演じ分けておられて、つい目がそちらにいってしまうんですよね。それで、あっ!今あの人が何か複雑な表情をしてるって気づいてキョロキョロと目だけ動かして忙しくて(笑)自分のあたふたぶりを思い出すと可笑しくて。 楽しかったですよね〜♪やっぱり舞台はいいですね♪
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shintoku0 at 2017-09-21 18:52
あんこさん♪こんばんは〜♪
コメント欄ではお久しぶりです♪嬉しいです♪♪ ryoさまへのレスに、観劇されなかったファン友さんが私たちのやり取りを読んでくださったって書こうと思ってたんですよ。余計なことしなくてよかった(笑) 落語といえば彩團治さんのことを連想、同じですね♪お元気にしておられるのなら安心ですが、いつかまたブログを再開されたらいいのになぁって、しつこく思ってしまいます。 母は都合のいい日のチケットが取れず諦めてしまったんですよ。夏バテ気味だったせいもあるのかな、今は元気です。ご心配いただきありがとうございます。 あんこさんもどうぞ体調崩さないよう無理なさらないよう、気をつけてくださいませ♡ 来年の映画のロケ目撃情報があがっていましたよ、出番は少ないのかな。 聖の青春での棋士ぶりが思い出されて、あの指先が大きなスクリーンで観られるのなら、ちょっとでもいいかなとまたニヤけてます(映画の原作「泣き虫しょったんの奇跡」早速図書館で予約しました。笑) 『アテネのタイモン』の記事が載ってる埼玉アーツシアター通信VOL.71も取り寄せ手配済みです♪
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