以前にも何度か紹介した事がある藤原さんのデビュー当時の東京の住まい。
今日は雑誌からほぼ全文(長いので2回ぐらいに分けて)引用します。
都内渋谷区のマンション3階。毎晩響く怪音と絶叫。そこは藤原竜也と同居人が支配する奇妙なものと知恵であふれた不思議の巣窟。暗い廊下のその奥の、扉が今、開かれる。(サッカーボールを左腕にかかえた藤原さんが、乱雑な部屋の真ん中でフィーバーフィーバーの格好で微笑む。サラサラ長髪、アディダスの白黒スウェット、珍しくグレーのソックスをはいている)
「うわぁぁぁぁぁ!ぎゃ、オーッ」マンションの1階の暗いエレベーターホールに着くと、耳をつんざく叫び声が飛び込んできた。声の出所だと思われる3階に急行する!こ、この扉は・・「ゴォォォ−ル!」竜也は居間でルームメイトの松尾政秀くんとプレステのサッカーゲームで炎を吹いていた。「スッゲ−!今の見ました?チョ−芸術的なゴールだよ〜」興奮して、足をバタバタさせる竜也に対して、松尾くんはニコニコ。「毎晩、竜っちゃんと戦っているから、友だちに敵がいなくなりましたよ」と言う。松尾くんは、秩父から上京したばかりの竜也にできた、東京での最初の友だちなのだ。TVゲームでのサッカー対戦だけでなく「部屋でPK戦もやってるんですよ!」と、竜也はゲームを止めて、自分の6畳間でリフティングを・・かと思えば、「松尾くん!」持ち出したフリスビーを投げる。苦情による追い出し・・ご勘弁を。
その竜也の部屋に進入を開始。それなりにかたづいた状態だが、「5日前、掃除したらゴミ袋3コがいっぱいになった」。竜也がこの6畳間を東京の仕事に通う宿泊所として使い始めてから約10ヶ月。生産された大量のゴミの謎を追う。解明の手がかりを発見!「そのジュース、飲んだらやばいです」賞味期限97年・・。部屋に掃除機をかけるのは、2ヶ月に1度の特殊イベントと判明。が、最近、インテリアに変化が起きている。オブジェの大量発生である。華原朋美のポスターに加え、ポストカード、見に行った映画のチラシ、演劇のチケットなど、壁はキャンバスとなる。ブースカ6匹が壁に標本され、天井からはウルトラマンの人形が逆さ吊りに・・。「物を貼るための両面テープが生活の必需品!」小物カゴには7本の両面テープがはいっていた・・。
(つづく)
(余談ですが)ゆうべ、17歳の長髪の藤原さんが夢にでてきました。すれ違いの切ない夢でした。はぁ〜・・兵庫公演、ホントにあるのかな。