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2007年 04月 16日
初めて舞台のDVDを買いました。もちろん藤原さんの舞台。『身毒丸』を見たかったけれど、ファイナルしか発売されていないし、『大正四谷怪談』にしました。
購入しようと決めたらもう、あの最初の音楽が頭の中で鳴り続けて、早く欲しくてたまらなかった。伊右衛門様が長いコートを揺らして踊り狂う・・ 届いたDVDを最初に見た時感じたのは、これは舞台というより記録映画。 でも懐かしかった。寺島さんのスカートの柄、懐かしい〜、ああ、あの柄でした〜 そして17歳の藤原さん。ああ、この伊右衛門様が私の目の前で踊っていたのか・・・ ダンスというより、男っぽいパントマイム。 すぐ目の前で踊っていた時の、あのクックッと強く吐く息、手の先から足の指先まで漲った力、狂おしさ。映像からは分かり辛いが、ハッキリと思い出した。 柱の後ろにひっこんでいる時の、あの背筋を伸ばしてまっすぐ前を見つめていた姿も、一瞬だけお袖さんの後ろの方に映ってはいたが、やはり映像ではセリフを言う人がアップになる。 あの時の私の見方は本当にかたよっていて、ずっと藤原さんだけを見ていた。 2回目に観る時は芝居全体を観なければ、と思っていたのに同じ事をしていた、同じ席で。 他の出演者には申し訳ないけれど、この映像を見ていて、その片寄った見方を改めて自覚しました。最後の田山さんが目の前で大汗をかいて語られる場面では、伊右衛門様の残像が消えないように、思わず目をそらしてしまった程。本当に失礼な話です。こんな事、他では言えない。ナマの舞台は一回こっきり。その短い時間の中で、どれだけ集中して藤原さんの演技を見つめていたか。セリフのない時には、人のセリフに聞き入る藤原さんを。そして、この舞台に限って言えば、柱の後ろに下がった藤原さんまで見つめてしまう。 見える席だったから、どうしても見てしまう。こんな不埒な観劇の仕方、私ぐらいだったでしょうね。 映像を見終って、あの時見逃していた他のキャストの表情を見られた嬉しさを噛みしめる。そしてもう1度2度、見てゆくと、今度は記憶に映像が重なって、ずれていた輪郭がクッキリしてくる。と同時に、記憶の中の感覚が鈍ってゆくような不安におそわれる。 どれが記憶で、どれが今見た映像なのか・・・あまり見過ぎるのは良くないかも。 稽古場風景で、踊り終った藤原さんが最初のセリフ「今夜の相手になりたいかい」というところで、息があがって「こんひゃのあひて・・」と言ったきり絶句して、あの薄い唇からニヒルな笑みがこぼれた。これの事だったんだぁ、以前人に聞いた裏話。可愛い (余談)『ロープ』のパンフ完売したそうですね。皆さんのおかげで買えてよかった。 ファンクラブの『ヴェニスの商人』先行も終ったんですね。 自分から進んでロープの外に出た私ですが、過去にすがっているばかり ちょいと寂しい・・・・
by shintoku0
| 2007-04-16 11:44
| 藤原竜也 メモ
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Comments(11)
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カボス
at 2007-04-16 12:50
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003の母さん、こんにちは♪
「大正四谷怪談」、私も17歳の伊右衛門様に釘付けです。 ナマでご覧になったなんてうらやましい~。 003の母さんでも竜也くんだけを追ってしまうときがあったんですね。 私は今でも不埒ですが・・・(^^; 特典映像の「ニヒルな笑い」、いい年した私が見てもやられてしまいます(笑)
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えのころくさ
at 2007-04-16 14:57
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わっ。大変!! こんにちは。(ご挨拶が後になっちゃいました。)
私は当たり前のように竜也さんだけを追ってしまっています。 ロープのカーテンコールのときに、野田さんは一人であとから出てくるって勝手に思い込んでいて、皆さんが並んでいる時は竜也さんにロックオンでしたので、野田さんに気づかなくって・・・。席を立つときに友人に、「野田さんなんで出てこなかったんだろうね。」って言って呆れられてしまいました。 そりゃ、呆れますよね。 私も、自分でそれはあんまりと反省しました。 いけない、いけない!!! 生の伊右衛門様をご覧になれたなんて・・・、本当に羨ましいです。 柱の後ろの竜也さん見たかったです。台詞のないときの竜也さん、見たかったです。 ヴェニスの商人、兵庫の公演あるといいですね。 FCでも、情報まだ公開されていません。 竜也さんの舞台、出来るだけ多くの方に観ていただきたいです。
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003の母
at 2007-04-16 16:35
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こんにちは、カボスさん♪
この映像では、まだ演技がこなれていないようにも思えます。 大阪近鉄小劇場での初日の演技は、本当に凄みがあって完璧でした。でも2回見たけど、田山さんが何度もセリフを咬まれて(汗)、「何やってんだい、おじさん!」なんて叫んだりして。もちろん心の中でですけどね。 カーテンコールも初日の時は、寺島さんと上手から手をつないで、ホントに満足そうな満面の笑みで出てこられたんですけど。観客の方が、ちょっと呆気にとられていたので、内心がっかりされたのでは、と思います。顔に出るんですよね、藤原さんって。この頃はまだ、客席の反応に一喜一憂しておられましたし・・・ 楽しい思い出です。 「ニヒルやね〜」としみじみ言ったのは、何を隠そう、母です。 「二・ヒ・ル!ってなんやねん」大ウケでした、私(爆)
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003の母
at 2007-04-16 16:53
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こんにちは、えのころくささん!
よかった!不埒な観客またもや発見(笑)見ちゃいますよね〜どうしても。だってキレイなんだもの。 このDVDを見て、いらない事まで思い出してしまいました。ここだけの話ですが。大阪で観た時、芝居が始まる直前に、下手の黒い幕の所に白い着物を着た長い黒髪の人が立っていたので、アッ松井さんかなと思ったんですよ。でも、その直後に灯りが消えて、バンッという音と共にスポットライトを浴びた藤原さんが目の前に立っていたんです。手を伸ばせば届きそうな所です。そりゃもうドキドキ。すっかりその事を忘れてしまいました。でも一週間後、同じA列13番の席に座った瞬間、思い出し、そっと下手の方を見たら、居るんですよ、人が。確か、最初のシーンでは、松井さんは色柄ものの着物を着て髪もアップにしておられたし、違う人なのかな、でも一応手を振っておこう、と。 そしてまた灯りが消えて。すでにその時には、松井さんは舞台上にスタンバっておられたはず。私は霊とかお化けとか全く信じていないので、私の見間違いだとは思うんですけど。変な話でごめんなさい。 会えない、会いたい、会いたい、会えない。でも『ヴェニスの商人』諦めませんわ〜!!
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LUICO
at 2007-04-16 22:01
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003の母さんこんにちは♪
私も四日ほど前に届いた大正四谷怪談見ました! 003の母さんの過去ログで柱の後ろにいる竜也さんが見える、ということを知っていたので、マルチアングルとパッケージに書いてあるのを見て喜びました。が、ぜんぜん舞台全体なんてみえないじゃないか・・・とがっかりしました。 まっ、普通はあれが舞台全体なのでしょうが。 目がいいですね。悪っぽい雰囲気がいいですね。 身毒丸も初演の頃はこの雰囲気に近いのでしょうね♪身毒丸DVDのパッケージ写真は初演のものでしょうか?幼い感じで妖しい雰囲気なんで、 これをみたかったなぁ、と思っています。 大正~の話に戻りますが、まだこなれてない演技なんですね。もっとすごかったのですね!すごいです竜也さん。
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003の母
at 2007-04-17 08:23
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えのころくささんへ、
昨日変なレスをしてしまってごめんなさい。 つい思い出したままを書いてしまいました(汗)いつもの事ですが、軽率でした。もう読まれた方も何人かいらっしゃると思うので削除はしませんが、軽く聞き流して下さい。 普通に考えても、あれは松井さんではなくスタッフの方だと思います。着物に見えたのは、私の見間違いでしょう。せっかく野田さんの楽しいエピソードを書いて下さったのに、変なレスで申し訳なかったです。気を悪くなさらず、どうぞまたいらして下さい。 ホントに失礼しました(汗)
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003の母
at 2007-04-17 08:37
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LUICOさん、おはようございます!
同じ頃に買われたんですね♪ 実は私もマルチアングルに期待していました(汗) 「藤原竜也」という場所があって、そこを決定すると藤原さんだけ写した映像が出てくるんじゃないか、って。まさかね!そんな事あるわけないですよね、冷静に考えたら(笑)でも、そういうの、あったら絶対売れますよね〜。 身毒丸ファイナルのDVDは見てないのでパッケージの写真はよく分からないんですよ。でも本当に、あの身毒丸をもう一度見たいです!! 大正四谷怪談の演技ですけど、映像のは、微妙に硬いというか、力の入れ具合が違っていました。最初の踊る場面でも、人さし指を自分の目の前に持ってゆくところなど、指にものすごい力が込められていて、ブルブル震えていました。踊り終えた時、観ていてもグッタリする程の力が入っていて。よくあんなにサラッとセリフが出てくるなぁと、見愡れました。特に、途中の踊りの後の長セリフは、苦しくなる程凄まじかった。最後は唖然としたけれど、映像で見るとそうでもないんですね。いろいろ発見があります。楽しい♪ (やたらと田山さんが目立ちます。それだけナマでは観ていなかったという事でしょうか)
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えのころくさ
at 2007-04-17 09:46
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003の母さん、おはようございます。いえいえ、とんでもないです。
でも、昨日の夜、布団に入って思いをめぐらせてしまいました(笑)。 舞台が四谷怪談ですからね。 肉体はなくなっても、想いはなくならないというのは、決して怖い話ではないですよね。 むしろ、そうであって欲しいと思う・・・。 その、白い着物の人、実体のある人でもない人でも、舞台を観るためにそこにいたことには変わりない!! よかったよかった・・・、と私も、安心して眠りにつきました。 大正四谷怪談の竜也さんのさらさら髪、好きです。 初めてテレビでみた竜也さんがあの髪だった・・・。 なんて綺麗な子なんだろうと思いました。 なんか、恥ずかしくてじっと見られないような(私って変?)。 今は瞬きもせず、ジーっと見てしまいますが・・・。 クリックすると竜也さんだけ写した映像が出てくる 「藤原竜也」、あったらいいですよね~~~。
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蓉
at 2007-04-18 01:32
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私も生で見たかった~
この戯曲、セリフがとても美しくて気に入っています。 伊右衛門様、ほんと綺麗ですよね~ 「お前が生きてこの世にあった時、おれがこの家に他の女を連れてきたことがあったか?」(原文とはちょっと違いますかね)なんて、泣かせますよね。 こんな伊右衛門様だから、ひどい事やっても許してしまうんですねぇ。 お岩さんも綺麗で、切なくて、大好きです。 マルチアングル、藤原専用、なんてあったら楽しいですね!実際は舞台全体が見渡せる、ってだけで、面白くもなんとも^^; 003の母さんが気になさってるのに蒸し返すようで恐縮ですが、私もちょっと怖い経験した事ありました。 友人と、大正四谷怪談のことでメールやりとりしていたんですが、送ったはずのメールが届かなかったり、いろいろありました。 そして、「届いた?」「届かないねえ」なんていうメールのやりとりの送信時間が3回連続で分の単位まで同じだったんです。確か深夜12時代だったと思いますが、59分、みたいに結構中途半端な時間で。 まあ、たまたま、だったんでしょうけどね(^.^)でも気が付いた時はちょっと涼しい思いをしましたよ♪
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003の母
at 2007-04-18 08:50
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おはようござます。
えのころくささん、レスありがとうございました♪ 安心しました〜。実は以前、大正四谷怪談を取り上げたワイドショーの事を載せたファイルで、この事を一度書いてから削除した事がありました。今回また思い出して、コメント欄ならイイかな、なんて。 いいほうに解釈して頂いて、ホッとしました〜 私も、もう少し恥じらいがあればよかったんですが、あんなライトに照らされた目につく席で、上手でセリフを言っている人を見ずに下手の方に座っていた伊右衛門様をじっとみつめてしまって(汗)「どこ見てんのよ!」って思われてたでしょうね(笑)
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003の母
at 2007-04-18 08:59
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蓉さん、おはようございます♪
おお〜(笑)面白い〜 そういうエピソード、結構面白がって聞ける方なので、大丈夫ですよ〜 霊とかあの世とか宗教さえも全く信じていないのですが、話を聞くのはキライじゃないです。うさん臭い霊能者は苦手ですけど(笑) お化けがいたら、出てきてほしいお化けが一杯います、無理だけど。夢にぐらい良い状態(元気な姿)で出てきて欲しいものです。 実は、マルチアングルってよく知らずに、マジで藤原竜也映像を選べると期待していました(爆) 開けてビックリ、違うんだぁ〜!!って、ガッカリ。 舞台DVD初心者です、どうぞよろしく♪ 次はロミオかな、と思っています。
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